謎の穴
こんにちは!宮崎キャドセンターの臼井です。
本日は、売買契約が成立した中古住宅の残置物(置いたままにしておく家具や住宅設備、電化製品など)の確認に行ってまいりました。
売主様に案内されながら、「これを残して・・・あれを残して・・・」と次々とチェック。
すると売主様が、
「あ、コレも説明しとくわね。」
と、床に埋め込まれた金属製の10cm角ほどの蓋に手をやり、
「コレはね掃除機の・・・」と。
(あー、掃除機用の床埋込型のコンセントってことね。うんうん、分かる分かる。)


と内心思っていたのですが、開けてみると穴。
穴なんです。(穴の写真ないです。ごめんなさい。)
見たことない!なにこれ!?
「ここにホースを繋いだら掃除機になって、ゴミを外に出すのよ。」
?
いやちょっと意味が分からない(笑)
よくよく調べてみると、セントラルクリーナーと呼ばれる設備らしく、
売主様がおっしゃるように、ここに6mくらいあるホースを繋ぐと、外部にあるR2-D2みたいな本体が作動して、宅内に敷かれたダクトを通って集塵するというもののよう。
すごい!!知らなかった!!
けど、当の売主様は「ほとんど使ったことがない。」と。
せっかく珍しいものを見せてもらったので、実際に吸引するところを見てみたかったのですが、ホースがもう無いみたいで見ることが出来ず。
セントラルクリーナーのメリットとしては、
・ホースのみの移動になるから持ち運びがラク
・室内で排気をしないので、埃が舞わない。
・本体は外にあるので、音を気にせず掃除できる。
といったところでしょうか。
しかしご存知のように、今の掃除機は軽くて吸引力もすごい。
排気や、モーター音はセントラルクリーナーには敵わないだろうけど、昔のものよりは気にならないはず。
逆に、ホースをいちいち付け替えないといけなかったりするのが億劫な気も。
結局、今はほとんどのメーカーがセントラルクリーナーを新規で販売していない様子。
それでも、どっか使い道がないかなーと考えたときに、単身者用のマンションなんかにはあると便利だろうなぁと思ってみたり。
音を気にせず掃除できるのは利点のひとつだし、部屋数が少なければホースの移動・付け替えの億劫さは軽減されるはず。
なにより、入居者に部屋を掃除させる意識付けができると思う。
これって、賃貸オーナーさんからしてみたら大事なこと。
もちろん、同時使用の際の吸引力低下だとかっていうデメリットもあるだろうけど。
いっそ、完全にR2-D2を模したセントラルクリーナーを造ればSTAR WARSファンなら飛びつくかも。
外部にあるから掃除中は全く見えないけど。